モラハラ夫から長年逃げられなかった訳【アダルトチルドレン】

前回の記事で私がエホバの証人2世であることが長年モラハラを我慢できてしまた要因の一つだったことを書きました。

エホバの証人だけが原因ではないかもしれませんが、宗教の影響もあいまって私は自己肯定感の低い人間になっていきました。

「ありのままの私では愛されない」という思いが潜在意識に刻み込まれると人間、生きずらくなるのです。

私のように子供のころに家庭内トラウマで傷つき、大人になった人をアダルトチルドレンと呼ぶのだそうです。

自分がアダルトチルドレンであることを知らないまま過ごしていたことが、モラハラを引き寄せ悪化させていたと思います。

アダルトチルドレンには5つのタイプがあり、私は「ケアテイカーとヒーローのハイブリット型」かなと自分では思っています。

私の場合は次にあげるアダルトチルドレンの特徴がモラハラ沼にはまる原因になっていたなぁと思いました。

自分を粗末にあつかう

自己肯定感の低さゆえ、自分がひどいことをされているという自覚がありませんでした。

殴られても、雪のなか家を追い出されても

「これくらいなんでもない。」

「私にも悪いところがあった」

と思っていました。

自分でも不思議に思うのは、もし友人が同じような扱いを受けていると知ったら

「大切な友人になんてことするんだ!許せない!」

ってすごく怒ると思うんです。

でも、それが自分のことになると我慢できてしまう。

そこには、「自分はこんなことをされても仕方のない価値のない人間だ」という思い込みが隠れていたと思います。

みつば
みつば

もっと素晴らしい人間にならないといけないのに、私はこんなダメ人間だから罰をうけているんだ。

くらいに思っていたのです。

申し訳ないくらい自分を粗末にあつかってしまっていました。

だから夫が私を粗末にあつかっても許してしまい、さらにモラハラを悪化させてしまっていたな。と今は思います。

でもモラハラの渦中にいる人がこれを自覚することって、とても難しいことです。

無意識下で思っているので自分では気が付かないのです。

こんな扱いを夫に許しながら自分では「私は自分をちゃんと大事にしている。」と思っていました(白目)

友人にも「自信があって、自分の意見をきちんといえるタイプだと思っていた。」と言われました。

今ふりかえると自分に土下座したいくらい自分の気持ちを粗末にあつかってしまっていたんですけどね…。

「あなたの大切な友人や親兄弟が、あなたが夫からされているようなことをされていたとしたらどう思うだろう?」と考えてみるのは一つヒントになるかもしれません。

もし、あの時の自分に声をかけるなら、こう言うと思います。

みつば
みつば

「○○ちゃんにそんな酷いことするなんて許せない!」と思うのに、自分のことになると「私はこれくらい平気」と思うのはおかしくない?

自分の本音がわからない

自分の本音がわからないのでモラハラで傷ついて悲しいのにそれを自覚することができませんでした。

私は感情を言葉で表現するのが苦手です。

どのくらい下手かというと、3歳の甥っ子が

「悲しいよー!」と言って母親に抱き着いて泣いているの見て

みつば
みつば

感情を表現するのが上手ですごいなー!

と思う程度に下手です。

これは子供のころから感情を抑圧するくせが染みついていたからだと思います。

自分の気持ちを親にいったら迷惑そうにされたり怒られたりして傷つくという経験を繰り返すうちに、感情を表現することに罪悪感を持つようになりました。

自分の本音をいったら人から嫌われてしまうのではないか?

自己主張をすることは我がままで人に迷惑をかけるから悪いことだ。

そのような恐れや思い込みから「嫌だからやめて」が言えなくて、我慢するのが当たり前になってしまったんです。

そうして自分の感情を抑圧しているうちに我慢がヘドロのようにこびりついて自分の本音すらわからなくなってしまいました。

夫から嫌なことをされても嫌だと言えない。

夫から「お前は自分勝手だ。」などと言われると罪悪感から言い返すことができない。

そもそも我慢していることも自覚できないような状態だったと思います。

他人軸で生きていた

モラハラを受けていの私の行動は「夫が怒らないか?」ということが判断基準でした。

自分がやりたいことでも夫がダメだといったらあきらめる。

夫の顔色をうかがって夫に合わせて我慢を積み重ねてしまう…。

相手の機嫌しだいで自分の行動が変わってしまう。

相手に合わせている方がむしろ楽。

親に服従して顔色をうかがって生きてきたのでそんな癖がついていたのです。

アダルトチルドレンは潜在意識で他人から嫌われることに生きて行けないほどの恐怖を感じています。

幼少期に親に嫌われて捨てられてしまうということは命にかかわる重大なことです。

大人になってもう一人で生きて行けるのに、この恐怖だけは残り続けるんですね。

そして夫はこの恐怖をうまく利用して私を支配していたと思います。

自覚のないまま、夫の要望を100%受け入れようとしてしまっていました。

夫からの洗脳が解けた瞬間と言うのがありまして、ある日、突然

みつば
みつば

ああ、私は夫からされたことでこんなに傷ついていたんだ!

と気が付いて涙があふれました。

そして、

「自分がこんなにも辛いのなら夫から距離をとろう。」

と思いました。

自分の感情に気が付いて、自分の気持ちにそった行動をしてあげようと思えたこの瞬間が自分軸を取り戻し、夫の洗脳が解けた瞬間だったと思います。

かなりガッチリ洗脳状態だったのに抜け出すことができたのは、私が自分の人生をあきらめずにいろいろやってきたからだと思います。

直接的なきっかけはカウンセリングでしたが…瞑想、読書、コーチング、オンライン英会話、日記、運動といろいろやってきました。

素晴らしい!褒めてあげたいw

ここまで読んでくれたあなたも人生よくしたいと思っている向上心のある人に違いありません!

素晴らしい!褒めてあげたい!!

アダルトチルドレンというものがあって、「自分がそれに当てはまるかもしれない」と知ることが何かのきっかけになるかもしれないと思いこの記事を書きました。

何かの参考になったら嬉しいです。

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